磐田電工株式会社 IWATA DENKO Company Limited

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建築耐震補強

皿ばね応用(自己圧着方式の耐震補強ブレース)

1995年の阪神・淡路大震災以後、また、2011年の東日本大震災により、既存建物に対する耐震性能の向上が被害を最小化するための重要な課題として挙げられています。

耐震補強工法の一つとして、施工面での合理化と低コスト化を可能とする、皿ばねの反発力を使用したRB工法が用いられています。

耐震補強ブレースRB(Relocatable Brace)工法 … 資料出所:株式会社ダイワ様

※ RB工法は(株)ダイワ、(株)竹中工務店、京都大学、ナガイ設計事務所の特許工法です。

※ 施工にあたってはRB工法協議会の指導、施工指導が必要となります。
連絡先:(株)ダイワ 三重県いなべ市

~ 自己圧着力によってブレースを既存骨組みに圧着する移設可能な耐震補強工法 ~

皿ばね
皿ばね
1/2モデルで性能確認実験
1/2モデルで性能確認実験
性能評価(2008/7)
性能評価(2008/7)
皿ばねを使用した本工法の概要

RB工法は、ブレース端部に設けられた皿ばねの反発力を利用した自己圧着力により、既存躯体にブレースを圧着・一体化させ、既存建物の耐震性能を向上させる工法です。

従来の工法では、ブレース周辺枠と既存柱・梁とをさせるためにあと施工アンカーの施工が必要であり、工事期間中の振動・騒音が発生すると共に、梁・柱部分の仕上げモルタルの除去が必要となり、工事コストがアップとなっていました。

本工法では、ブレース端部に設けられた皿ばねの自己圧着力により躯体に圧着しているため、ブレースと躯体を一体化するためのあと施工アンカー工事が不要となり、低振動・低騒音を実現しています。

また、皿ばねの圧着力を外部からの再緊張により開放することで、ブレースの着脱が容易になり、部屋の用途変更等、使用中の建物のニーズに応じてブレースを容易に別の場所に移設することが可能です。

<既往の工法(鉄骨ブレース)との比較>
工法 RB工法 鉄骨ブレース工法
  RB工法 鉄骨ブレース工法
構造性能 所要の性能を有している 所要の性能を有している
コスト 鉄骨ブレースの60〜70%
躯体との取合い 外周枠がない 外周に鉄骨枠がある
振動・騒音・粉塵 既存躯体へのアンカー作業がないため、工事中の振動、騒音は少ない 既存躯体の仕上げモルタルの除去やアンカー作業のため振動、騒音が発生する
<平常時と地震時の挙動>

「ブレストレス解放後の平常時」端部の皿ばねが伸び、躯体に自己圧着している。「地震時の挙動」ばねが最も伸びた状態でも、皿ばねによる圧縮力は保持され、躯体と自己圧着しているためブレースは脱落しません。

<施工例>
大阪府 独身寮
大阪府 独身寮
大阪府 学校校舎
大阪府 学校校舎
兵庫県 研究センター
兵庫県 研究センター
京都府 学校校舎
京都府 学校校舎
神奈川県 集合住宅
神奈川県 集合住宅
兵庫県 高校校舎
兵庫県 高校校舎

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